エアコン標準取付工事ってなに？追加料金はどこにかかるの？

 

家電量販店のチラシや店頭を見ると、エアコンの金額が表示されているところに「標準取付工事費込み」ってよく書かれていますよね。

 

わたしたちがエアコンを購入した時に支払っている料金は「エアコン本体代」+「取付工事料金」を合わせたものです。

 

この取り付け料金は、ご自宅の環境によってはけっこうプラスでかかってしまうことが多いんです。

 

エアコン取付時に、予想外の追加料金を取られてしまったという経験をお持ちの方も多いはずです。

 

エアコン標準取付工事とは、決められた条件内でエアコンを取り付ける工事です。

 

この条件から外れてしまうと、その項目ごとに追加料金がかかってきます。

 

こんな場合は追加料金がかかります

 

 

ここからは、「エアコン標準取付工事」に含まれていない工事内容を見ていきます。

 

 

取り外すエアコンがある

 

標準工事に含まれている工事は、購入した新規エアコンの取り付け工事料金のみです。

 

買い替えなどで、古いエアコンがついている場合は、取外し工事料金とリサイクル料金（収集運搬料金含む）が別途かかります。

 

 

新規取付と同時に外し工事をするのか、単独で外し工事だけをするのかによっても料金が変わってくる場合があります。

 

室内機と室外機を設置する場所の距離がある

 

エアコンは室内に設置する室外機と、屋外に設置する室外機で一組です。

 

この室内機と室外機は配管パイプでつながれています。

 

配管パイプは通常４ｍまでは標準工事内に含まれています。

 

室内機設置場所と室外機設置場所が遠く、配管パイプを４ｍ以上使用する場合は追加料金がかかります。

 

 

室外機を設置する場所が特殊

引用：ヤマダウェブコム

標準取付工事に含まれている室外機の設置場所は「平地取付」もしくは「ベランダ置き」です。

 

要は、屋内に取り付けた室内機付近の屋外にただ置くだけで設置できる場合は追加料金がかかりません。

 

家の壁面への取り付けや、屋根への取り付け、天井から吊る場合、２段で置く場合などはすべて別料金です。

 

 

上記の金額は新規に室外機を設置する場合の金額です。
既設の設置台が利用できる場合は、もう少し金額は安くなります。

 

配管の穴あけ

 

室内機と室外機を結ぶ配管を通すための穴あけが必要になります。

 

通常は無料で穴あけをしてくれますが、外壁がコンクリートやタイル・レンガの場合などは別途料金がかかります。

 

 

エアコン専用コンセント

 

エアコンを設置する付近に専用コンセントはついていますか？

 

エアコンは通常専用のコンセントを使います。

 

床付近についているコンセントから電源を取ることはしません。
（厳密にはできないこともありませんが、間違いなく設置業者さんは嫌がります）

 

万が一、専用コンセントがついていない場合は、コンセント増設料金がかかります。

 

また、購入するエアコンの能力（大きさ）によって、必要なコンセントが変わってきますので、ご自宅の物がそれに合わない場合はコンセント交換費が別途かかります。

 

 

配管化粧カバー

室内機と室外機を繋いでいる配管パイプにかぶせるカバーです。

 

このカバーは絶対に必要なわけではありません。

 

ですが、見栄えを気にする方や、室外機設置場所に直射日光や雨風が直接当たるような場合はつけていおいたほうが無難です。

 

配管化粧カバーには、室内用と室外用があります。

 

 

まとめ

 

エアコン標準取付工事費とは別途かかる工事料金を見てきました。

 

あなたの家のエアコン取付工事は、標準工事内で取り付けられそうでしたか？

 

意外と、標準工事では収まらない！という方が多いと思います。

 

取付場所や状況によっては、追加料金だけで10万円近くかかってしまうこともあります。

 

エアコンを購入する際は、表示の金額だけで検討するのではなく、追加でかかりそうな料金も頭に入れて考えましょう。

 

エアコンの取り付けはどうしても現場判断の工事が絡む分、商品代だけを先に払っておいて、取付時に追加料金を別で払うことがあります。

 

新築や買い替えなどで、エアコンを複数台購入し、取付時に追加料金が何十万も発生してしまった・・・なんてことにならないよう注意してください。

 

そういったことを防ぐためには、購入時に店員さんになるべく詳しくご自宅の環境を伝えることです。

 

 

最低でもこの3点くらいを写真に撮っていくだけでも、店員さんは現状を把握しやすくなります。

 

また、ここで紹介したこと以外にも追加料金がかかる場合は多々あります。

 

購入時に必ず店員さんと確認をしてください。

 

取付状況がしっかりと店員さんに伝わっていない場合、工事に来た際に部材が足りなくて当日工事がキャンセルされてしまう場合があります。

 

真夏の時期のエアコン工事は、数日遅れるだけでも地獄ですよ。

 

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