便器につく汚れは3種類
便器につく汚れには大きく分けて3種類の汚れがあります。
水垢・黒ずみ・黄ばみの3種類です。
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しっかり洗剤を使って掃除しているのに、便器の汚れが全然取れない・・・
こんな経験、あなたにもありませんか?
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その原因は、今現在使っている洗剤が合っていないからかもしれません。
あなたの家のトイレには、トイレ用洗剤が何本ありますか?
1本だけっていう方がほとんどですよね。
でも実は、便器についたしつこい汚れを確実にとるには2種類の洗剤が必要なんです。
この汚れには、この洗剤!
汚れを確実に落とすためには、汚れの性質と反対の性質を持つ洗剤が必要です。
酸性の汚れには、アルカリ性の洗剤
アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤
これをしっかりと理解しておくことで、今後のお掃除の効率が格段に上がりますよ!
水垢の掃除に使う洗剤は、酸性の洗剤
水垢は、アルカリ性の汚れです。
頑固にこびりついてしまった水垢は、除去するのに本当に手間がかかります。
水垢対策の一番いい方法は、ズバリ水垢を発生させないこと。
水垢が発生してしまってから掃除をするのではなく、定期的にお掃除をして予防することが大切です。
長期間放置された水垢は、たとえ酸性の洗剤を使用しても取れない場合があります。
その場合は、専門業者によるクリーニングや、耐水サンドペーパーなどを使用して水垢を削り取る必要があります。
水垢対策は、日ごろからしっかりとやっておきましょう。
黒ずみの掃除に使う洗剤は、アルカリ性の洗剤
黒ずみは、便器の水たまり部分とその上の境にできます。
よく「さぼったリング」なんて呼ばれたりしますよね。
この黒ずみは、カビやホコリが原因でできることが多く、汚れの性質は酸性です。
アルカリ性の洗剤を使用すると、きれいに落とすことができます。
黄ばみの掃除に使う洗剤は、酸性の洗剤
黄ばみ汚れは、トイレの汚れの中でも最も気になる汚れですよね。
この黄ばみ汚れの原因は、尿石。
尿石とは、尿の中に含まれるカルシウムが固まったものです。
黄ばみ汚れは、アルカリ性の汚れなので除去するためには酸性の洗剤を使用します。
特にひどい黄ばみ汚れには浸け置きが有効です。
- 一旦、酸性洗剤を汚れに吹き付けます。
- その上にトイレットペーパーを敷き、さらに上から酸性洗剤を吹きかけます。
- 5〜10分程度放置したら、ブラシでこすり洗いします。
長時間の浸け置きはやめましょう
酸性洗剤は、とても強い洗剤です。
汚れがひどいからと言って、何十分も何時間も浸け置きするのは辞めましょう。
以前、私もお風呂場の足跡(黒ずみ)を取るために、酸性洗剤の浸け置きを1時間程度したことがあります。
汚れ(黒ずみ)は確かにきれいさっぱり消えました。
ですが、その代償にお風呂場の床が溶けました・・・。
酸性洗剤とアルカリ性洗剤は絶対に混ぜないで
酸性洗剤とアルカリ性洗剤は、絶対に混ぜて(同時に)使ってはいけません。
酸性とアルカリ性の洗剤が混ざることで、有毒なガスが発生します。
場合によっては、命にかかわることがありますので絶対にこれは守ってください。
小さなお子様がいらっしゃる家庭では、万が一に備えてこれらの洗剤は子供の手の届かないところに置いておきましょう。
小さなお子様は、大人の真似をすることがよくあります。
うちの子もよく、わたしが気づかない内にお手伝いをしてくれることがあります。
たとえ混ぜて使用することがなかったとしても、酸性・アルカリ性の洗剤自体が強い薬剤なので注意が必要です。
まとめ
汚れの性質を知ることで、効果的な洗剤を選ぶことができます。
これはトイレ掃除だけに有効なのではなく、キッチンの汚れや洋服の汚れなどのあらゆる汚れに効果のある方法です。
しっかりと知識を身につければ、お掃除マスターですね!
今回は、酸性洗剤とアルカリ性洗剤の紹介をしました。
ですが、スーパーやドラッグストアで販売している家庭用洗剤の多くは中性です。
軽い汚れ落としに使う普段使いの洗剤は、中性洗剤でも十分に効果があります。
何よりも中性洗剤は、混ぜても有毒なガスが発生することもなく、肌にもやさしいものが多いので安心して使えます。
汚れの具合や掃除の頻度に合わせて、最適な洗剤を選んで使用してください。
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